Secondary Processing

二次加工サービスのご案内

⼆次加⼯

製品加⼯に伴う表⾯処理や溶接などの各種⼆次加⼯も承っております。

メッキ

⾦属製品の表⾯に異なる⾦属の薄い膜を密着させ、耐⾷性(防錆など)や機能性(導電性など)を与えます。
メッキの⼿法としては、基本的に電気メッキにて対応しています。

よくあるオーダー例

銅製品に対して:通電性能を高めるための錫メッキ、銀メッキ

鉄製品に対して:防錆を主目的とした三価クロメート、リューブライト、ニッケルメッキ
硬度を求める場合は調質等の焼き入れ

メッキの⼿順

製品を加⼯した後、加⼯油や⾦属粉を除去する前処理を⾏い、メッキを施します。
⺟材とメッキの相性が良い場合は⺟材へ直接メッキを施しますが、相性がわるい(剥離しやすい)場合はメッキの密着性を⾼めるために下地メッキを施した上で表⾯メッキを施します。

錫メッキを施す場合の例
錫メッキを施す場合の例 錫メッキを施す場合の例

⺟材が銅であれば、錫メッキとの密着性が良いため下地メッキを必要としません。

錫メッキを施す場合の例

⺟材が真鍮の場合は錫メッキとの密着性が弱いため、真鍮とも錫とも相性の良い素材(ニッケルor銅)を挟むことで密着性を⾼めます。

アルマイト

アルマイト(陽極酸化処理)は、アルミニウムの耐⾷性を⾼める表⾯処理として⼀般的な⽅法です。
メッキとは異なり、アルミ⾃体を陽極で電解処理することで⼈⼯的にアルミの酸化⽪膜(アルマイト⽪膜)を表⾯に⽣成させます。

メッキとアルマイトの違い
メッキとアルマイトの違い メッキとアルマイトの違い

メッキ処理を⾏うと⺟材の上に異なる⾦属の層ができます。アルマイト処理を⾏うと、⺟材の表⾯から上下へ均⼀にアルマイト⽪膜が⽣成されます。アルマイト⽪膜は表⾯から上へ成⻑し、下へ浸透します。
メッキ処理とアルマイト処理では、処理後に増加する厚みも異なってきます。

カラーアルマイト

カラーアルマイト ▲サンプル

アルマイト処理によって⽣成された酸化⽪膜には極微細な孔があります。その孔に染料を流し⼊れて製品を着⾊するカラーアルマイト処理にも対応可能です。

ショットブラスト

ショットブラストとは、加⼯した製品の表⾯に、極⼩の鉄や銅などの粒体を投射して研磨する表⾯処理です。
対象材質は選ばず、すべての材質への処理が可能です。
ショットブラストの⽤途・⽬的は多種多様ですが、弊社がご提供する機械部品等の⾦属加⼯製品においては「汚れ除去」「錆予防」「塗装前の下地処理」「耐久性向上」が主な⽬的となります。

ショットブラストの仕組み
ショットブラストの仕組み ショットブラストの仕組み

ショットブラスト装置を⽤いて、投射剤(⼩さな鋼球)を⾼速で⺟材へ投射し、⺟材表⾯の異物(錆や酸化スケール等)を除去します。投射を続けると⺟材表⾯に微細な凹凸ができ、表⾯積が増えます。

ショットブラストの仕組み ショットブラストの仕組み

ショットブラスト後に塗装を施すと、凸凹に塗料が⼊り込み密着性が向上します。また表⾯の異物が除去されているため錆の進⾏も抑制され、⺟材・塗装ともに耐久性が向上します。

バレル加⼯

バレル加⼯は製品の仕上げ⼯程で⾏う研磨加⼯です。バレル(樽)と呼ばれるタンク型の機械の中に、製品と研磨⽯を⼀緒に⼊れて回転させることにより、バリやカエリを除去します。
複数の製品を効率よく研磨することができ、⼤ロットの製品の加⼯に適しています。

ロウ付け(銀ロウ付け)

ロウ付け(銀ロウ付け)

⺟材⾃体を溶解させて接続する「溶接」とは異なり、ガスバーナーで溶かしたロウ材を接着剤として⽤いる接合⽅法です。
銅や真鍮を接合する場合は、銀ロウ(銀・亜鉛・銅を混ぜたロウ材)を⽤います。
ハンダを溶かして接合する「半⽥付け」(下記)に⽐べてロウ付けの⽅がより強く接合されます。

半⽥付け

ハンダ(針⾦状の合⾦)をハンダゴテで溶かしながら部品同⼠を接合します。
弊社メカトロ課では、国内はんだ協会認定の資格保持者が半⽥付け加⼯を⾏なっています。

半⽥付け

▲ メカトロ課では、配線加⼯におけるコネクタやプラグなどの半⽥付けを⾏なっています

半⽥付け

▲ 機械課・組⽴課では、パイプなど⾦属部品同⼠の半⽥付けを⾏なっています

溶接

⺟材⾃体を⾼温で溶かして接合する「溶接」は、接合強度が強く、接合後の気密性にも優れます。
ロウ付け、半⽥付けが難しい材質(アルミ、ステンレス、鉄など)を接合する場合にも⽤います。

酸処理

焼きなましや溶接、ロウ付けなど⾼熱処理の⼯程で⾦属表⾯に⽣成される酸化⽪膜(⿊ずんだ汚れ)を酸処理(酸洗い)によって除去し、きれいにします。
製品の⽤途やお客様のご要望等に応じて出荷前に⾏います。

酸処理のBefore(左)After(右)
錫メッキを施す場合の例

左は、焼きなまし(鋼材を⾼温で熱して柔らかくする⼯程)を経て曲げ加⼯を⾏なった銅コイルです。焼きなましにより表⾯が酸化して⿊ずんでいます。
右は、酸処理を⾏なった後の状態です。⿊ずんだ汚れが除去され銅本来の美しい⾊合いが復活しています。

※酸処理を⾏なっても時間が経てば空気中の酸素と反応して酸化するため、必要に応じてメッキを施します。

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